しおちゃんは助手席に移動。普段全く車に乗る機会がないらしく、シートベルトの付け方に迷う。今どき珍しい。
それから、しばらく走り、到着したのはBEN&JERRY'S。アイスクリーム工場だ。私は、日本でバーモントの事を調べているときから、絶対にここに寄りたいと思っていた。もしも、帰りに車まで歩いたらここに寄る時間はなくなるなとあきらめていただけに、本当にうれしい。
(どうでもいいんだけど、ベンアンドジェリーアイスクリームが日本に上陸したときのCMは衝撃的だった。牛柄のワンピースを着た2人の外国人のおねーちゃんが、くるくると回り続けるだけ。しかも、途中でフラフラして倒れちゃう。このことを帰国後に何人かに説明したのだけれど、覚えている人がいない。まあ、どうも関東限定みたいなんだけど。)
ここにはベンアンドジェリーの工場があり、工場見学ツアーも実施している。まずはショップへ行ってみる。とりあえずトイレへ。何日かぶりにとても清潔なトイレに感激する。トイレットペーパーで鼻をかんだら、黒いものがでてきた。連日の砂埃のせいだろう。同じくらい、髪や肌も汚いってことだな。やれやれ。ここでやっと鏡を見た。たしかに汚い顔。
それから、アイスクリームツアーの申込みに行く。10分おきに開催しているようだ。私たちは13:10のツアーになった。少し時間があるのでグッズのある店内を見てまわる。いくつか目星をつけた頃、ツアー集合の声がかかった。
まず、2階へ登り、スクリーンのある部屋へ通された。そこで10分ばかり映像を見た。ベンアンドジェリー創設から現在に至るまでをアニメなど交えながら進んで行く。子ども向けか、ナレーションに合わせて字幕が出るのだけれど、音声にも字幕にもおいつけず、ほとんど意味はわからなかった。映像はなんとなーくわかった気がした程度。
続いて、いよいよ工場見学。といっても機械は動いていなかった。見学用なのか、ちょうど今稼動していないだけなのかわからない。ガラスばりになっていて、1階部分にある機械を上から見下ろすような感じになっている。各機械に番号が振ってあり、その順番に各行程を説明してくれる。フレーバーのところでは、「ここで、Cherry Garciaには、チェリーシロップを混ぜ、Chunky Monkeyには、monkey(猿)を混ぜます」とジョークも交えて、見学者を沸せていた。英語は苦手だけれど、このジョークくらいは理解できて私も笑ってしまった。本当はバナナとナッツのアイスクリームなんだけどね。
それから1階に降りて、ツアーナビゲーターをしてくれたおじさんのお話。アイスのパッケージを見せながら「日本で発売されたサイズはこの大きさだよ」と説明、その小ささがウケるポイントのようで外国人にはとてもウケていた。日本人の私は、アメリカで発売されている通常のカップを見せられる方がウケる。
最後は試食。チーズケーキの味と、ブラウニーバターのどちらかを選べる。私はチーズケーキにした。うまい。たつ兄は気付くと両方食べていた。やっぱり甘いもの好き。このブラウニーバターはたしかにそう聞こえたんだけど、今調べたらバッターの綴りだった。なぜにバッター?!
ツアーが終わり、出口を出たところには、今説明された会社の歴史についてのパネルなどが展示されていた。PhishFoodの大きな掲示物もあり、写真におさめる。